これまで一緒に世界中を飛び回って来た、私の必携ツール「パーティクルセンサ」ですが、
先日バージョンアップが完了しました。
旧バージョンの写真(第2回参照)と比較してみても、外見上はあまり変化がないと思いますが、機能上は大きな改善となっていますので紹介いたします。
まず記録装置を、長年使用してきた小型パソコンから、OMRONさんの温湿度ステーションZN-THX21-Sに変更しました。
写真上が従来使用していた小型WindowsPCで、下が今回導入した温湿度ステーションです。
温湿度ステーションにはその名の通り、環境温度・湿度を記録する他に、LAN接続したパーティクルセンサの測定値をSDカードに記録するという機能がありますので、今後はパーティクル数の記録と同時に温湿度の記録ができます。
もちろん記録もワンタッチで行えるため、Windowsの立ち上げやLAN接続などの操作も不要になりました。(OMRONさん、いつも素晴らしい製品をありがとうございます!)
これから可搬型パーティクルセンサシステムの導入を考えているお客様にも、温湿度ステーションはお薦めです。
次に記録装置がコンパクトになった事で、より大容量の充電池の使用が可能となりました。
写真上が今回導入した充電池で、長年使用してきたEnergizer8000A(写真下)に比べて約3倍の容量があり、これによって従来4時間弱だった電池駆動時間が約10時間まで延びています。
また補助電池ポートや、汎用AC/DCアダプター接続ポートなどを追加しましたので、更に長時間の測定記録が必要な場合にも簡単に対応出来るようになりました。
最後に、航空機での輸送時には、充電池は安全規定から別梱包となる場合が多いのですが、このスペースを利用して新しい定量化ツールを導入しています。(従来小型WindowsPCが入っていたスペースです)
実地検証はこれからですが、これまで見えなかった重要な要素を定量評価できるようになると思います。お客様の現場での使用が楽しみです。