R&D

R&D · 29日 11月 2020
前回から続けます。 この実験で得られた付着塵量の測定例は以下のグラフのようになります。横軸は時間(約4時間スパン)で、縦軸がサイズ毎の異物カウント数です。1時間毎に入室してサーキュレーターの風速を変化させていますので、そのタイミングでグラフの傾斜が変化しているのが確認できると思います。

R&D · 14日 11月 2020
前回から続けます。 一連の実験では付着塵の測定に以前このコーナーでも紹介している付着塵カウント装置(APC)を使いますが、その性質をより詳細に見るためサイズ分級を細かくし、20μm以上/50μm以上/100μm以上/200μm以上/500μm以上の計5クラスとしています。...

R&D · 03日 11月 2020
以前からこのコーナーでも取り上げている「付着塵」は空気中を浮遊するゴミやホコリのうち、比較的短時間のうちに落下して製品表面などに付着する性質が強く、製品の外観品質に大きな影響を与える可能性が高い概ね20μmを超えるサイズの異物の事です。(詳しくはこのコーナーのバックナンバーなどもご覧ください)...

R&D · 01日 8月 2020
前回制作過程をご紹介した「超音波レンズ」は、超音波発振器の方向が一点に集まるように設計されていましたが、もう一つ重要な特徴は全ての超音波の「位相」が揃っているという事です。...

R&D · 19日 7月 2020
今回は3Dプリンター応用の実例として、少し前に作成した「超音波レンズ」を紹介しようと思います。 超音波の持つ高い指向性を利用した、パラメトリックスピーカーと呼ばれる装置があります。これはある限られた範囲にピンポイントで音声を伝達できるという面白い装置で、超音波発振器が多数平面上に配置されています。...

R&D · 16日 5月 2020
前回分子内の電荷の偏りによりファンデルワールス力が発生するというお話をしながら考えていたのですが、これとよく似た事象がクリーン化に大きな影響を与えている場合があります。 それが「静電気力」がもつある性質なのですが、まず静電気による引力(および斥力)を表すクーロンの法則を眺めてみましょう。

R&D · 18日 4月 2020
前回お話した3つの力(気流・静電気力・重力)によって、製品などの物体表面に運ばれたホコリなどの微細な異物ですが、この段階ではまだ単に物体に接触しただけです。 一例として異物の代わりに小さな鉄球が板の上に乗っているケースを考えてみます。

R&D · 14日 3月 2020
少し極端な話になりますが、ゴミやホコリなどの異物が空中に漂っているだけならば、多くの場合品質上の問題にはなりません。しかしこれが物体の表面にくっつく、いわゆる「付着」した場合に初めて何らかの品質問題となります。...

R&D · 20日 1月 2020
サンディングによって発生する異物のサイズと数から付着塵の性質を考えてみます。

R&D · 23日 11月 2019
クリーン規格を拡張して、数10μmを超えるような「粗大な浮遊塵」の許容値について考えてみます。

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